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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第6章 ザドルの過去
「はぁー苦しいぃ〜
ちょっと食べ過ぎたかな」
「ケプッう〜おいらも」
「うん、いっぱいあったものね…でも、しあわせ〜」
―ゥンしあわせっ♪
―しゃわしぇ♪
満足そうな顔をして、苦しそうにお腹をさする子供達を見てアルも笑顔になった
‥だけど、ほんと苦しい
「もう少しゆっくりしたらお風呂行こうか?…たしか、紙には10時以降って書いてあったから‥」
「うん、アルの背中アタシが洗ってあげる!」
「ほんとに?楽しみだな♪その前に食器を持ってかなきゃ……
………! そうだ、手紙を書こう!みんなでさっきの人に」
「うん、お礼の手紙だろ!」
「そう、お礼の手紙…♪」
アルはそういうと部屋に備え付けてある紙とペンをティムに渡した
「う〜ん、 なんて書いたらいい?アル……」
「そんなに難しく考えることないよ! 一言でいいんだから‥“ありがとう”その一言でいいんだよ…
みんな同じでいいよ…」
アルは考え込む子供達に優しく伝えた
「おう、わかったっ!」
ティムはそう返事すると声に出しながら手紙を書いた