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ご主人様のディルド
第7章 ディルドVSバイブ
僕の恐れていたことが起きた。
僕はご主人様に使われなくなっていた。
まるでもうあなたは用済みと言われているようで悲しかった。
納戸から出されるのはいつも僕の隣に置いてあるあの忌まわしき箱だった。
あの箱の中には間違いなく僕の宿敵であるバイブが入っているに違いない。

でも僕がそれを確認することはできなかった。
バイブとも話したことはない。
彼は専用の箱というお家にちゃんと収納されていて、僕は野ざらしだ。
この待遇さ。
僕は自分の不遇さを嘆かざる負えない。

そんな僕の不遇はしばらく続きご主人様の為に仕事ができないことの辛さを嫌というほど味わった。
このままでは僕は忘られ納戸の肥やしになるか下手をすると用済みと思われご主人様から追放されてしまうかもしれない。
なんとかチャンスを。
そう僕は願わずにいられない。


しかし僕は完全に見捨てられたわけではなかった。
ついに納戸から僕をご主人様が取り出したのだ。
忘れられてなかった。
僕の存在を。


久々に見たご主人様のお顔はとても神々しく女神のようだった。
ご主人様!!
僕はこの時をずーっと待ってたんだ。
僕を氏名してくれたのなら僕はご主人様を全力で気持ちよくするよ。
もちろんこの叫び声はご主人様には届かない。

しかし僕の目の前には一つ不愉快な光景があった。
それはあの憎きバイブがテーブルの上に置かれていたことだった。
こいつも参加するのか。
僕はとても腹立たしく苦々しかった。
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