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ご主人様のディルド
第13章 ご主人様の妄想力
ご主人様は片瀬くんの童貞を奪った後、どんどん片瀬くんをオモチャ扱いするようになった。
僕はご主人様が片瀬くんと楽しんでる時は出番がなく納戸でご主人様と片瀬くんの声をただ聞いている。
そして最近は出番がない。
僕はこのままこの納戸の肥やしになってしまうのか?
ご主人様は片瀬くんに夢中になってしまっている。
しかし肥やしになりかかっているのは僕だけではない。
バイブもそうだった。
「片瀬くん。今日も待ってるから……え!! 今日はこれないの? なんで? 加賀屋さんから仕事頼まれたって……うん……うん……そう……しょうがないね……わかった。じゃあ……また明日ね」
どうやら片瀬くんは来れないようだ。
ここのところ片瀬くんはご主人様の家に入り浸っているから言い気味だ。
「あーあー。片瀬くん……来れなくなちゃった……」
ご主人様の寂しそうな声。
僕はさっきまでざまみろと思っていたけどなんだかご主人様が不憫になってしまった。
「せっかくこれで遊ぼうと思ったのに……」
これで遊ぼうと思った?
どういうことだろう?
ガタン。
急に納戸が開いた。
僕は久しぶりに部屋の明かりの眩しさを感じる。
「はあー。今日はこの子たちと遊ぼっと」
そう言ったご主人様は僕とバイブの入った箱を取り出した。
久々にご主人様の顔を見た。
こころなしかキレイになった気がした。
そして僕とバイブが入った箱はベッドの上に置かれた。