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ご主人様のディルド
第14章 片瀬くんと初対面するご主人様のディルド
「片瀬くん。加賀屋さんは女性職員からすこぶる評判が悪いんだから、あんなやつのことなんか気にしなくていいよ」
「そうなんですか?」
「そーだよ。だって女性職員のことウラでランクづけしてるんだって……なんか中学生みたいだよね」
キミたち女性職員もウラで男性職員をランクづけしてるんじゃないの僕は思ったけどそれは言ってはいけないことになっている。

「加賀屋さんがそんなことしてたんですか。なんか驚きです」
「真面目そうな人ほどウラがあるってことだよね」
ご主人様は呑気な声でそんなことを言っているが目の前にいる片瀬くんはどうなのだろうか?
加賀屋さんのこと知らないけど、ご主人様の目の前にいる片瀬くんのことなら僕もそこそこ知っている。
片瀬くんは僕が知るかぎり真面目な男だ。
そして順々なご主人様のオモチャと言っていい。
そんな片瀬くんにウラがないと果たして言えるのだろうか?

「先輩!! 僕は真面目じゃないからウラなんかないですよ」
怪しいなー。
僕は率直にそう思った。
でも片瀬くんのことをオモチャだと思ってるご主人様は完全に安心しきっている。
「片瀬くんはウラなんてないよー。素直な私の後輩だよ」
素直な私の後輩=私のオモチャである。
この後も片瀬くんとご主人様は楽しそうに話していた。

そしてご主人様は『食器を片付けるから部屋で待ってて』と片瀬くんに告げて台所へと向かった。
片瀬くんはこの時も「手伝いますよ』と声をかけていた。
さすが僕と同じご主人様のオモチャだ!!
ところがご主人様はさすがにその申しでは断った。
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