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遠恋カレンダー
第3章 3月:ホワイトデー
荒くキスをされて、唾液が口元から流れ落ちたのを見ると
優しく笑ってそれを舐めとった。

今度は優しく優しくついばむようなキスをする。

「時間は・・・明日の朝まで、良いかな?」

耳たぶを噛みながら、甘い吐息とともに
お願いとも命令とも取れない甘い呪縛を口にする。

胸をはい回る手にしびれて
声が出なくてうなづきで返事をする。

そのジェスチャーに満足したのか
小川くんは私の服をあっという間に脱がせた。

「好きだよ」

初めて言われたその言葉に、身体も心もしびれた。

「好きよ」

初めて言ったその言葉で、貴方の身体と心をしびれさせたい。

下着を脱がされてゆっくりと秘部を触られる。
小川君は片手で身体中を撫でまわし、もう一方の手を身体の奥に滑り込ませた。

「んっ・・・」

その指をゆっくりと私の中をかき回す。
そしてそのまま、口を近づけた。

「ゃだっ」
「いや、じゃないだろ?」

顔をあげて妖しく笑って、再び私自身に唇をよせ舌を這わせる。

「小川く・・・っ」
「ただ、俺を感じて」

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