この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
遠恋カレンダー
第7章 7月:予期せぬこと
その後、何回かの休憩をはさんで演奏を聴き
結局最後の演奏が終わるまで私たちは演奏を聴いていた。

「楽しかった~」

前を歩く青木と葵は仲がよさそうでほほえましい。
きっとこのまま青木は葵の部屋に泊りに行くんだろう。

「私、地下鉄で帰るね!」

前を歩く2人に声をかけると
「送っていくよ」
秋田さんがそっと耳元で囁く。

「え。大丈夫です。音楽を聴くのに夢中でそんなに飲んでないし」
「今日は俺もお気に入りのバンドで気分が良いから。送らせてよ」

「送ってもらえ―」
1番テンションの高い青木が葵の肩を抱きながら振り向いた。

「でも」
「いいじゃん。楽しかったんだから。そのまま今日の話をしながら帰って余韻に浸りな」

少し顔を傾けて秋田さんを見上げれば
「送るだけ」
そう言って苦笑いをしてる。

別に、変な心配をしている訳じゃないけど。

「秋田さん良い男だぞー。ずっと会えないオトコなんかより」

思わずそう言った青木の脇腹に葵がエルボーをくらわした。

その一言に気まずくなる前に葵が青木を引っ張って
「じゃぁね!」
とその場から帰って行った。
/91ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ