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遠恋カレンダー
第7章 7月:予期せぬこと
「楽しい?」
バンドの方に集中していたその時、
ふと、耳元まで顔を近づけて秋田さんが囁く。
「あ。はい。凄く楽しいです!」
私の返事に嬉しそうに笑って
「良かった」
やっと聞き取れる声でそう言う。
数曲演奏したバンドは演奏をやめ、挨拶をしてメンバーが奥に入った。
「また30分後から演奏が始まるよ」
演奏が終わっても耳にジンジンと音が残る。
「凄い!こんなに近くで演奏を聞いたの初めて!」
「直哉、ありがとう!」
私と葵がそれぞれ興奮して青木に詰め寄ると
秋田さんはくすくす笑って、その隣で青木も得意げに
「だろ?俺も秋田さんに連れて来てもらってすげーって感動した!」
「なんだ。青木も秋田さんに連れて来てもらったんだ?」
「そう。めっちゃいいだろ?ココ」
「直哉だって私たちと変わらないじゃん~」
私たちのそんな同期の会話を聞いて
「俺のお気に入りの店を気に入ってもらえてうれしいよ」
秋田さんも笑った。
バンドの方に集中していたその時、
ふと、耳元まで顔を近づけて秋田さんが囁く。
「あ。はい。凄く楽しいです!」
私の返事に嬉しそうに笑って
「良かった」
やっと聞き取れる声でそう言う。
数曲演奏したバンドは演奏をやめ、挨拶をしてメンバーが奥に入った。
「また30分後から演奏が始まるよ」
演奏が終わっても耳にジンジンと音が残る。
「凄い!こんなに近くで演奏を聞いたの初めて!」
「直哉、ありがとう!」
私と葵がそれぞれ興奮して青木に詰め寄ると
秋田さんはくすくす笑って、その隣で青木も得意げに
「だろ?俺も秋田さんに連れて来てもらってすげーって感動した!」
「なんだ。青木も秋田さんに連れて来てもらったんだ?」
「そう。めっちゃいいだろ?ココ」
「直哉だって私たちと変わらないじゃん~」
私たちのそんな同期の会話を聞いて
「俺のお気に入りの店を気に入ってもらえてうれしいよ」
秋田さんも笑った。