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遠恋カレンダー
第9章 9月:ドイツ
小川くんがくれた飛行機のチケットで初めてのドイツを目指した。
海外に一人で行くのは初めてで
かすかに緊張しているのは、初一人海外からなのか、小川くんに会うからなのか?
ドイツ時間で夕方に到着したフランクフルトの空港は何もかもが大きくて。
圧倒されながらも迷って迷って、つたない英語で聞きながら何とかICEと呼ばれる特急電車に乗り込んだ。
ココから1時間―――
約5か月ぶりの「本物の」小川くんにドキドキして。
長時間の飛行でお化粧も取れかけて。
それでも早く会いたくてICEに飛び乗った。
秋田さんの事は・・・
正直、今は考えたくない。
小川くんの顔が見たい。
ただそれだけを願っていた。
忘れさせてほしいなんて図々しい事は考えてない。
秋田さんとのことをどうするのか、決めなきゃいけないのは自分自身の心だから。
ただ、このまま流されて秋田さんとこれ以上会う事は出来ない。
5か月振りに会う小川くんを見て
自分自身がどう感じるのか、それが知りたくて小川くんの好意に甘えた。
目の前で広がる綺麗な景色も
あまり意識の中には入ってこなかった。
海外に一人で行くのは初めてで
かすかに緊張しているのは、初一人海外からなのか、小川くんに会うからなのか?
ドイツ時間で夕方に到着したフランクフルトの空港は何もかもが大きくて。
圧倒されながらも迷って迷って、つたない英語で聞きながら何とかICEと呼ばれる特急電車に乗り込んだ。
ココから1時間―――
約5か月ぶりの「本物の」小川くんにドキドキして。
長時間の飛行でお化粧も取れかけて。
それでも早く会いたくてICEに飛び乗った。
秋田さんの事は・・・
正直、今は考えたくない。
小川くんの顔が見たい。
ただそれだけを願っていた。
忘れさせてほしいなんて図々しい事は考えてない。
秋田さんとのことをどうするのか、決めなきゃいけないのは自分自身の心だから。
ただ、このまま流されて秋田さんとこれ以上会う事は出来ない。
5か月振りに会う小川くんを見て
自分自身がどう感じるのか、それが知りたくて小川くんの好意に甘えた。
目の前で広がる綺麗な景色も
あまり意識の中には入ってこなかった。