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アフェクション
第1章 アフェクション
「あっ、そ」
「僕のカラダ見て興奮した?」
「は? しないわよ」
「ふ〜ん」
「……」
「ユメコちゃんって嘘下手」
クスクス笑って冷蔵庫から取り出したコーラを一気に仰いだ。
ゴクゴクと喉仏が上下するのをジッと見て懐かしい気持ちになる。
昔、喉仏フェチとか言ってたな私。
元彼の喉仏が大きくて男らしくて好きだったのを何となく思い出した。
今となってはただの思い出だけれど。
あいつには浮気された挙句「セックスが気持ち良くない」と言う理由でフラれたから最悪な思い出だ。
「私さ、不感症なのよ」
不意にポツリと呟くと、晴吉はコーラを詰まらせてむせた。
案の定な反応に笑いが溢れる。