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アフェクション
第1章 アフェクション
約束の30分を過ぎたけど、隣で気持ちよさそうに眠るユメコを見ていると起こすのが憚れる。
多分、仕事で疲れているんだろう。
初めて会った夜にほんの少しだけ仕事の愚痴を零していたのを覚えている。
可愛い寝顔を眺めて癒されてる俺って、ヤバくない?
女の子に執着されるのは嫌だって思ってたけど、ユメコが相手ならイヤじゃない。
寧ろもっと俺を知って欲しいとか思ってるし、俺もユメコのことをもっと知りたいって思っている。
ユメコには『俺を好きにならない子』がいいって言って近づいたのに、こっちがその子に惚れてんだから情けない話だ。
今更、俺の事好きになってなんてどの口が言うんだ。