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アフェクション
第1章 アフェクション
ーーー
「ーーーちゃん起きて」
「、え………何。 なんでいるの……」
呼ばれて薄く目を開けると晴吉が私を見下ろしていた。
起きたら絶対居ないだろうと思っていた人物が隣で真っ裸でニコニコしているんだから、私の頭は混乱して当然だ。
無意識に確認した自分の鞄は昨夜と同じ位置のまま無事に役目を果たしている。
……ドユコト?
「おはようユメコちゃん」
「は…?」
「朝ご飯どうする?」
「…………」
返事をしない私が寝惚けているんだと思ったらしい晴吉が可愛らしい笑顔で「起きて?」と小首を傾げた。
ふむ…。天然でやっているとしたら可愛いけれど、計算なら思いっきり殴りたいわ。