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アフェクション
第1章 アフェクション
「……何時?」
「7時前だよ」
「……晴吉、仕事は」
「今日は休み」
日曜だものね。
私も休みだから飲みに行ったんだし。
ナンパに乗ったんだし。
「どこ行くの?」
モゾモゾとベッドから抜け出す私に晴吉の寂しそうな声が聞こえたから思わず振り返りそうになる。
何なのこの子。
ツンデレなの。昨日はあんなに激しくて私がいくらお願いしても緩めなかったクセに。
「シャワー浴びてくる」
乱れたベッドを見ないように言った。
その間に帰ってくれないかな。
じゃないと私の昨日の思考全てが無駄になる。
私の感謝返せ。