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アフェクション
第1章 アフェクション
「ちょっと、何でまだいるのよ」
「んー?」
「しかも何でまだ裸なの? 早く服着て出るわよ」
真っ裸のままベッドでゴロゴロしている晴吉に鋭く言い放つと見るからにブスっとしてイヤイヤと首を振る。
私がシャワーしてる間に帰って欲しいと言う願いは叶わなかったが、別にこのまま部屋を出れば何の問題も無いじゃない?
なんて私の考えは甘かった。
「ユメコちゃん用事あるの?」
「は?無いけど」
「じゃあ急がなくても良いじゃん」
「……」
「ゆっくりしようよ」
それが不味いんだって。
言おうとした台詞は咄嗟に飲み込んだ。