この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
キズ×ナデ【Hな傷跡と仮初の愛撫】
第9章   僕  


「均くん……わ、わたし」

「いいんだ。もっと、満たして――僕に、飲ませて」

 太ももに軽いキスを続けた唇を、次に岬ちゃんのひだへと届かせた。そして、そこにも何度かキスをしてから、舌を使った。

 ひだとひだととの間を、尖らせた舌先で、するりと刺激。次に囲って形を示すように、ひだの外側を何度か舐め回した。

 そうして潤った液体に唾液を混ぜるように、丹念に丹念に、ひだの間に舌先を走らせた。両側にそえた両手の親指が、そうさせたように、彼女の核心が徐々にその翼を広げていった。

「ああ、いい……気持ちいいよ、均くん」

「岬ちゃん、溢れてさせて……とても、綺麗だ」

「均くんの、も……びりびりと、しびれるくらい、たくましくって」

「岬ちゃん――入れたい!」

「均くん――ほしいよ!」

 獣のように、快感を貪り合う。恥もなく、欲望を口にした。

 それでも僕たちは、愛し合っている。今の高鳴りを、決して錯覚にはしない。

「岬ちゃん……好きだよ」

「うん……愛しさが、どんどんふくらんでいくの。ふくらみすぎて、壊れるくらい」

「それが、怖い?」

「わからない。でも――」

「でも?」

「壊されるなら、均くんに……均くんが、壊して!」

 弱く微笑みながら、彼女は覚悟を滲ませた。

「岬ちゃん――」

「うん――きて!」

 僕は自分の高まりの形を、彼女の最も熱い部分に、押し当てた。

/376ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ