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第5章 甘えちゃおうか…。

マイコの今の仕事は
マッサージ師だ。

かつて
中学を卒業してマイコは
養父からの性的陵辱の毎日から
逃げ出すように家を飛び出してから
キョウスケに出会うまで
ずっと一人で生きてきた

身体を売って生きてきた…
なんの後ろ盾もない
帰る家すら
家族すらない女が
一人で生きるには
それしか選択肢がなかった


すでに養父から
処女を奪われていたマイコにとり
セックスに快感は感じなかった
ただその行為を
男たちは喜び
肉棒をマイコの蜜壷にぶち込み続けた


もちろん未成年のマイコを
ちゃんと雇うような風俗店はなく
当然
マイコは
非合法の暴力団がからむような
裏風俗の世界に埋没して
生きていた

何度か中絶もした

マイコにとり
セックスは
一般の同世代の女性が
スタバやマックでバイスするのと
同じ感覚だったのだ。