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第8章 ショップ開店。

『さて。いよいよね！』
マイコは気合を入れて
何を出品するかを考えた。


もちろんお客さんからの
リクエストにも
答えることができるが…

まずは出品しないと…。


マイコは
昔のことを思い出していた

『あーーー！マイちゃんのパンツ見えた〜！ラッキー！』
初めてのキョウスケとのデートの日
マイコは
お気に入りのミニスカートをはいていたが
とある公園で
風が吹いて
スカートが翻ったとき
キョウスケがそう嬉しそうに
子供っぽく脳天気に
はしゃいでいたことを
思い出した。


うーん。
やっぱり入り口は
パンツかなぁ…？

でもどんなパンツがいいんだろうか？
悩むなぁ…
私は普通のスーパーで売っているような
フツーの
なんのフリフリやヒラヒラもついてない
パンツしか今は持ってないしなぁ…

うーーーん………。
悩む………。
だって
このサイトを眺める男性は
性欲溜まってる人だもんね………

やっぱりフリフリやヒラヒラがついていて
生地はスケスケ生地がいいのかなぁ？


ショップ開設の初日
結局は
マイコは何ひとつ出品できずに
プロフィール写真をアップしただけで
終わってしまった。