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第6章 俺の好きな人

志村side


・・・・・・。


急いで倉庫に向かったら・・・・。


一歩遅かった。


・・・・・・。


「あら！志村君～・・・(笑)中入らないの？？？？」


パートの城戸さんが事務所の入り口で中を覗く俺に声を掛けてきた。


・・・・・・。


「あ～・・・茂木が一人で大変かなって思ったけど宮本が居るから俺は帰ります(笑)」


そう言って事務所から離れると・・・・。


城戸さんは笑って・・・。



「宮本君って格好良いわよねぇ～・・・(笑)うちの息子もあんなんだったらいいのに！！！！」


・・・・・・・。


振り返って事務所の中を見ると、



茂木と宮本は2人で楽しそうに笑って・・・作業・・・・。



城戸さんもそんな二人を見て・・・・。



「あの二人可愛いわよねー・・・(笑)相田君もお似合いだったけど、・・・って茂木ちゃんは既婚者か！！！！(笑)」



・・・・・・・。


手に持っていた焼き菓子の袋を二つ・・・・。


「あ、これパートさんたちで食べてください(笑)」


城戸さんに渡すと、


城戸さんは中身を見て・・・。


「あらっ、これ茂木ちゃんが大好きなアングランのクッキーじゃない(笑)いいの？？？」




・・・・・・。



「良いんです(笑)・・・んじゃ俺はもう行きますね！！」