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第2章 宮本賢吾

その時・・・。


「茂木ちゃん～ッ！！！」


私の背後から聞こえる声・・・。


この声は～？？？？


(笑)


経理部部長の長谷川さんっ！！！


今日も蝶タイが可愛いッ！！！(笑)


優しい長谷川部長はお洒落なメガネを頭に掛け・・・・。


一枚の紙を私に見せてきた・・・。


ん？？？？？



「これね(笑)有楽町店長の宮本君の居住所変更届でね～・・交通費やらなんやら変わるんだけどさ、これって駅からバスなのかな？？それとも徒歩？？？結構距離があるから確認してほしいんだけど～・・・」


宮君？？？


はっ・・・。


そっか！！！


横浜に住む気でいたから今までの場所解約したのかッ・・・。



紙を受け取ってじーーーっと・・・見ると・・・。


ん？？？？



「ご実家から通うんだって(笑)なんか彼実家にはお爺ちゃんとお婆ちゃんなんだってね～？？？？」



・・・・・・。


イヤイヤ・・・私が見ているのはそこじゃない。



「へぇ～ッ(笑)宮本君ってお爺ちゃんとお婆ちゃんと一緒に住むんだ～・・・格好良くて優しいとか？？？申し分ないね～・・・・」



さーちゃんが身を乗り出しそう言った。


イヤイヤ・・・それはそうだけど・・・。


そこじゃなくって！！！！！