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ナズナ~貴方の隣にいさせて❤️
第21章 家族
香菜side
宮君は私の手をギュッと握って・・・海を眺めながら話してくれた。
お母さんが急に・・・。
仕事に行くと言い出したと・・・・。
宮君は少し笑って・・・。
「お袋はね・・・(笑)クローゼットの中引っ掻き回して~・・・私の服がない!仕事に行けないって・・・そう言ったんだ・・・。」
・・・・・・・。
「子どもながらにその・・・異様な感じが少し怖かったのは覚えてる・・・・(笑)」
宮君・・・・・。
もしかして・・・。
お母さん・・・・。
宮君は私の目を見て・・・ニッコリ笑った・・・・。
「お袋は・・・若年性・・・」
・・・・・・・。
「アルツハイマーになった・・・・(笑)」
40代・・・で?????
今の自分と年が近い・・・当初のお母さん・・・・。
40代でアルツハイマーに・・・・。
宮君は私の手をポンポン・・・と撫で・・・・。
「親父が死んで~・・・・すっごいショックがデカすぎて・・・・(笑)・・・・アルツ・・・・。」
・・・・・・・。
「その後、・・・病院に連れて行ったけど~・・・大丈夫なときは大丈夫でさ・・・(笑)急に正気に戻ったり、でも子育てなんて出来る感じではなく、俺と弟はお袋と一緒に祖父母の家に引っ越した・・・・。」