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第31章 怖い女

もう終電も近いからと言って酔って寝てしまった香菜に私達は・・・。


家の鍵をちゃんと閉めてねと・・・・しつこく言い・・・でも香菜は頷くけど・・・。


あーーーーでも終電がぁ～ッ・・・・って焦っていたら・・・・。


一緒に居た一人が・・・・。


「このマンション下ロックされてるし大丈夫じゃないですか？？？後で一応電話して確認しましょうよ・・・」


って・・・・。


私は香菜にしつこくギリギリまで鍵を閉めろって・・・・そう言って・・・。


マンションを出たの。


うちらが桜木町の駅を出て歩いていたら・・・・。


一人が・・・・。


「あれ？？？中溝さん？？？？」


って・・・・。


結局さーちゃんは来れないってなったから、居るはずないって思った。


でもきっとあれは・・・・さーちゃんだったんだ。


私達が居たらカメラは付けられない。


帰る時間を見計らって来たという訳か・・・・。


そして都合よく香菜は酔って寝ていた。





でも何で香菜？？？？あんなに仲良くしていたし・・・・いつも心配をしていたのに・・・・・。


ショックな気持ちが隠し切れない。



とにかく香菜を探さないとッ・・・・。



急いでビルを出て大通りを小走りで香菜を探す・・・・。



夕方の人が多い時間・・・。



渋谷に続く道は・・・凄い人。



車通りも激しい・・・・。



香菜・・・・・。



香菜ーーーーーーッ・・・・・・