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第32章 生きたかった

龍side


「ねぇ・・・香菜さん大丈夫だよね？？？ねぇ・・・・」


美晴が泣きそうな顔で俺にすがって来た・・・・。


・・・・・・。


なんで・・・。



香菜さんの事故のニュースは・・・・。


あの・・・俺が祐司さんに電話してから・・・・。


5時間後の夕方18時の夕方のニュースで流れた・・・・。



俺の家には皆が集合・・・。


女性陣はテレビにしがみ付いて、凛さんやナッツさん、瑠衣ちゃんも子供が居ない彼女たちは直ぐに東京に行くと凛さんが淳さんに飛行機の手配をひっきりなしに頼むほどの騒動に・・・・。


淳さんは・・・。


今行っても迷惑になるんじゃないか・・・・そう言って・・・・。


揉めている。





「どうしよう・・・香菜さん・・・何があったんだろう・・・・」


美晴はショックを受けテラスの椅子に腰掛けた・・・。


ニュースでは、彼女が精神状態が不安定になって・・・・。


笑顔で道路に飛び出したと・・・・。


そこに走って来た高級車が正面から激突。


香菜さんは・・・・。



10メートル近く・・・。



飛んだという・・・・。



俺は美晴の肩を抱き・・・。




「香菜さんは・・・頑張ってる・・・・」