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ナズナ~貴方の隣にいさせて❤️
第32章 生きたかった




賢吾side



・・・・・・・。


香菜が運ばれて・・・3時間程経った時・・・・。


バタバタバタッ・・・と廊下の向こうから足音がしてきた・・・・。


・・・・・・・。


「すいません!!!香菜はッ???香菜は・・・・」


・・・・・・・。


俺の意識もその声で少し・・・戻った・・・・。


顔を上げ腰を上げ・・やっとの思いで立ち上がると・・・・。


廊下の角を曲がって慌ててきたのは・・・・。



「・・・・・・・ッ?!」



思わず・・・。


お互い見入ってしまう・・・・。


慌てて走ってきたのは・・・。


香菜の・・・。


お袋さんと・・・。


親父さん・・・。



2人は俺の顔を見ると・・・・。



「あれっ???賢ちゃんッ?!」



はぁぁぁぁ・・・・やっぱ・・・・。


覚えられてた・・・・。



水沢先輩と相田さんも俺と香菜のご両親を交互に見て、首を傾げる。



でも今はそんな事・・・言ってる場合じゃない・・・。



「時田さん・・・すいません。事情は後で話します・・・・」



そう言うと二人は顔を見合わせ・・・・。



「香菜は・・・香菜の容態は????」




・・・・・・・・。






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