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ナズナ~貴方の隣にいさせて❤️
第32章 生きたかった
香菜は・・・。
結婚して何年になったかしら・・・・。
孝太郎さんとは・・・・あまり上手くいっていないと前にボヤいていたのは聞いていたの。
集中治療室の前には・・・賢ちゃんと・・・香菜の会社の先輩が二人。
後は私達に電話をくれた・・・堂本さんだけ。
孝太郎さんの姿は・・・ない。
お父さんはため息をつき・・・・。
「一体何があったんだ・・・・・」
そう言って膝の上で拳を握った。
そんな私達を賢ちゃんは遠目で見て・・・ゆっくり立ち上がり・・・・。
私達の前まで歩いてくると・・・・。
「少し・・・話良いですか???」
お父さんにそう言った。
お父さんは顔を上げ・・・。
「お前随分いい男になったな???(笑)」
そう言って男二人で立ち上がり・・・喫煙所の方に歩いていった・・・・。
賢ちゃんは中学生の時から目立つ子で・・・良く同級生の子達と外で騒いでは~・・・。
うちのお父さんに怒られてたっけな(笑)
あの子が中学を卒業をし大阪に仕事をしに行くと聞いたとき・・・。
うちのお父さんは少し寂しそうだった・・・・(笑)
何故かって????(笑)
うちのお父さんは千葉県警で働いていたから、・・・当初は良く・・・。
喧嘩騒ぎを起こした賢ちゃんを引き取ったり・・お説教したり・・・。
お父さんもお母さんも居なかった賢ちゃんには・・・良く目を掛けていたっけ・・・・(笑)