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ナズナ~貴方の隣にいさせて❤️
第32章 生きたかった
香菜side
「さーーーーってと(笑)香菜、何か食べたいものある???先生に聞いたらね、食べ物は生もの以外は差し入れしていいッて言われたのよ(笑)」
70を過ぎた母に・・・。
迷惑を掛けてる・・・。
「おい!!!お前生きてるかッ????(笑)いっつもうるせーーじゃねぇか???うんとかすんとか言えよ(笑)(笑)」
もう・・・大分お爺ちゃんな・・・・
父・・・。
私は包帯グルグルの手で布団を掴み・・・・。
「食べ物は平気・・・(笑)お父さんもお母さんも寝てないんでしょ???私はもう平気・・・・・」
ゆっくり話すと・・・。
先生がまた入って来て・・・・。
「茂木さん~・・・ちょっとお顔の傷見ましょうね~・・・・」
看護士さんが私の顔に巻かれている包帯を外していく・・・・。
私・・・・。
顔とか酷いのかな。
どんな感じなんだろう・・・・。
すーーーっと・・・顔に空気が当たる感じ・・・・。
ガーゼを外され・・・・。
「ん~・・・今痛い????」
先生が頬を優しく触って言った・・・・。
「痛くは・・・ないです・・・・」