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あなたからは逃げられない
第7章 突然の内定?!

「内定おめでとう。」
ニッコリ微笑み私を見ているのは霧島貿易の社長で私の彼氏だ。
「何言ってるの...?」
「だから、うちに就職するってこと。
今年の新入社員は全部で50人いる。
葉月はうちの秘書課だな。友達も合格してたぞ。」
50人...
「でも…私はパパの娘なのに。」
「そんなこと気にするやつがいると思うか?
会長なんか大喜びだったぞ?これで葉月に会える日が増えるって。」
「そんな...」
「喜べよ。ちなみに俺の秘書になってもらいます。
まぁ、新入社員が50人いても数年後には減るはず。関連会社に行くやつもいて嫌になって辞める。
だいたい最近の若いやつは我慢が出来ないんだよ。」
っ!!若いやつって龍輝さんおじさんみたいな発言だ。
クスクスと笑っていると龍輝さんは少しムスッとして私を押し倒した。
「何笑ってんだ?!あぁ?」
「だっておじさんみたいっ!」
「そりゃそうだろ。大卒の奴でも10も違うんだ。
それより俺は楽しみなんだ。葉月がうちに来ること。」
そうだ。龍輝さんの会社に内定をもらっている私は多分この話を受ける。だって他に受けても受かるところなんて少ないから…

