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あなたからは逃げられない
第7章 突然の内定?!



こんな時間に大きな声を出さないでほしい。近所迷惑っていうものを知らないのか!と言いたくなる。

私は仕方なく玄関の鍵を開けて彼の前に姿を晒した。


「とりあえず入って?」

「葉月っ!何回電話したと思ってんだよ。」

「分かったから!近所迷惑になるから入って!」


腕を引っ張って中へ入れてとりあえずリビングにあがってもらった。とりあえずコーヒーを入れて龍輝さんの前に置いた。



「電話気づかなくてごめんね。ちょっと寝てたの。」

「体調良くないのか?」


電話に出なかったことを怒るのかと思っていたのにそうではなくて私の心配をしてくれた。

「そうじゃなくて...現実逃避…かな?!」

「現実逃避?」

「うん。でももういいの。明日からまた頑張るから。」


龍輝さんはそっかと言ってコーヒーを飲んでふぅっと息を吐いた。


「そういえば今日は驚いた。
うちを受けることにしてたなんて。」

「それはもう忘れて。明日からまた就活だ。」


そうだ!私はくよくよしてる暇なんてない。
頑張って早く就活を終えないと。



「その事だけど面接終わって会議した結果葉月はうちに決まったから。」


うん。頑張ろう...?!え??!!



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