この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あなたからは逃げられない
第8章 珍しいクリスマス

あれから内定通知がいつ学校に届くのがドキドキしている日を過ごす私にさらにイベントはやってくる。
週末にクリスマス・イヴとクリスマスが重なりバイトは休みをもらえた。
金曜日の学校終わり奈々は斎藤拓也くんと帰って行った。
理央に聞くと付き合ってはいないらしいけど最近よく二人でいるところを見かけるらしい。
そんなことを思っていると私のスマホがメッセージを受信したことを教えてくれた。
【悪い。急用で会社行ってくる。終わったら迎えに行く。】
龍輝さんからのLINEをみて仕事かぁ...と呟き、了解っ!とだけ返信してメイクを始めることに。
普段からそんなに化粧は濃い方ではないけど今日は更に大人しめにして着るのは紺のワンピース。
朝から目が覚めて家も掃除したし洗濯も浴室に干したからもうすることが無い。
少しだお腹が空いたからご飯を食べようと冷蔵庫を開けてみたものの、今週ちゃんと買い物行かなかったからヨーグルトとハムと卵が一つしかなかった。
冷凍庫に食パンが一枚だけあったから焼いてハムエッグにしヨーグルトを食べることにした。
ブラックコーヒーを飲みながら普通の朝食が出来てよかったと思った。

