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あなたからは逃げられない
第8章 珍しいクリスマス

何をしようか迷っているところに来客を知らせるチャイムが鳴った。宅配業者だと分かり荷物を受け取ると父からの荷物であった為直ぐに開封し中身を確認すると…
「またこんなもの送ってきて…
いらないって!!!」
みるとブランド物のスーツやバッグ、高級時計が入っていた。
【葉月へ。
社会人になるんだね。これはパパとママからのプレゼントだから就職したら使いなさい。
たまには帰ってきて美味しいものでも食べよう。
パパとママより】
新入社員がこんなものしてたらいじめられるよ!
ってかまだ決まってもいないのに。
売ってやろうかと考えていると龍輝さんからの連絡が入る。
【1回帰って着替えたら迎えに行く。】
仕事終わったんだ。そう思い彼が来るのを待つことにした。
父から届いた荷物はまた閉じ部屋の隅に移動させた。
もし内定をもらったら龍輝さんの会社で働くのか。
もう他には内定もらえないかもしれないから断りたくないけど父達との関係をまた持つことになると思うと気が重い。
ため息をついた時インターホンが鳴り画面には龍輝さんが映っていた。
ドアを開けるとニッコリと微笑むイケメンが…

