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あなたからは逃げられない
第9章 ありえないプレゼント…



「く、くるしっ...っ!」

大きな体で思いっきり力を入れるから潰されるかと思っちゃったよ...


「離すわけないだろ。ずっと連れておきたい。」

「現実的に無理だけどなるべくいられるようにするね。」


中華料理店で飲んだお酒が今頃まわってきたのかすごい眠くなってきた。
もうこのまま眠ってしまいたいと思うほど…


でもそういう訳にはいかず私を見ていた龍輝さんは何か分かったのだろう。私の来ていたワンピースを脱がしお風呂のある方へと私を抱きかかえ歩き始めた。


「酔ってんのか?一人で入れるか?」

「はっ、入れるよ!!大丈夫っ!」

私はお泊まり道具を用意しておけと言われたから準備をしていた。そしてその荷物はいつの間にか部屋に運ばれていたからビックリ。


新しい下着を準備し服はホテルに用意してくれていたモコモコのガウンを着ることにした。


大きくて丸いバスタブには泡がたくさん浮かんでいほのかにカモミールのいい香りがしている。

シャワーを浴びて全て洗い終えてからバスタブに浸かった。


「ふぅ...今日私は大人の女の人になるのかな。」


1人そのことばかり考えながら浸かっていると眠くて目が閉じていこうとしている。




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