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あなたからは逃げられない
第11章 久しぶりの実家へ

【忙しいのにごめんなさい。
また時間が出来たら返信してね。無理しない程度に頑張って。】
物分りのいい子みたいに送信したけど本当はすぐにでも電話したい。どうして返信してくれないの?と問いただしたいけどそんな勇気はない。
忙しいって言われていたのに連絡して迷惑だ!って言われちゃったら私はすごく落ち込む。だったらしないほうがいい。
早くに起きたけど美容室の時間までは少しあるから冷蔵庫にあるものでまだ日持ちするものは冷凍庫へ、期限が近いものは今日使ってしまわないといけないから頭の中で何を作るか考えた。
しばらくして冷蔵庫も綺麗に片付き美容室の約束の時間が近くなったから歩いて駅まで向かう。
すると駅前に見たことある車が停っていた。
コンコン...
「大河原さん?」
『葉月様、こちらで何を??』
「今から美容室とネイルサロンに行くの。
大河原さんは龍輝さんと一緒じゃないの?」
私が聞くと大河原さんは少し気まづそうに今は別行動だと教えてくれた。
そして時間があるから送りますと私を美容室へと向かってくれた。
「大河原さんひとつ聞いてもいいですか??」
どうぞ。と言ってくれた大河原さんに続けて質問をする。

