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あなたからは逃げられない
第12章 成人式で熱い抱擁

美波からは連絡をもらい遊んでもらった。
久々の再会はあっという間に時間が過ぎ楽しく過ごすことが出来た。
新年を迎えるも龍輝さんは忙しいのかLINEだけしか出来なかった。電話したい、彼の声が聞きたいと思うのに出てもらえなかったらと思うと電話することも躊躇してしまう。
そして翌日成人式を控えた私は彼の声を聞けないままだった。
朝から着付けやヘアメイクなどを終え美波と成人式の会場へと向かった。
中学の同級生などもう5年ほど会っていなかったりするのにみんな変わっていない。
あちこちで久しぶりーと声が聞こえる。
私は美波と同級生を探しては久しぶりと話をする。
あっという間に式典の時間になり私は美波と途中で会った同級生と近くに座り式典に挑んだ。
そして祝辞を市長、地区長などからもらったあと思いもよらない人が私の目の前、いや壇上に現れた。
『続きましてこの市出身の霧島貿易の取締役社長の霧島龍輝さんに祝辞を頂きたいと思います。』
背が高い彼は細身のスーツを綺麗に着こなし壇上にあがるとキャーと黄色い声があちこちから聞こえる。
必ず会いに行くとはこの事だったんだろうか...

