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第12章 成人式で熱い抱擁

「本日成人式を迎えられた新成人の皆さん
おめでとうございます。

今はまだ学生だったり就職が決まったりもう既に働いている人もいると思います。

まだまだ若い君たちがこれから社会に必要なんです。


ダラダラと話と皆さん聞く集中力が切れると思うので一言だけ言わせてください。

若いうちはまだやり直しがききます。
失敗してもその後どうするかが肝心です。
だから会社や社会の波に飲まれずしたいことをどんどん発信してください。



僕はつい最近かけがえのない存在に出会うことが出来またその人が活力になっています。

だから仕事も大事だと思うけど彼女も大切にしたいと思っています。

みなさんも彼女や彼氏を大切にしてください！


以上、本日は本当におめでとうございます。」




堅苦しい挨拶と違いなんか軽いなと思うくらいの挨拶だった。

私はこんな人の彼女でありもうすぐ公の立場でも秘書となる。
何か驚かされることが多すぎてどうしたらいいのか分からないけどそらはそれで嬉しくて笑みがこぼれる。

早く式典が終わって欲しい。
マイクを通してみんなに話す声じゃなくて私だけに葉月と優しく微笑んで欲しい．．．

私は式典が終わるのをまだかまだかと待ち望んだ…