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あなたからは逃げられない
第17章 やめて、許して...



着替えをもらって着替えているのになんにも進まない。カーテン越しに龍輝さんと先生が話しているのがかすかに聞こえてくる。


『ちゃんと病院連れていきなよ…』

「分かってるよ。」

『しっかりしなさい。』



そんな会話をしている間もずっと涙が溢れ止まることを知らない。

あんな格好を龍輝さんに見られてもう恥ずかしくて申し訳なくて...。それにあんなことされてスマホで撮影までされてあれを見られたらどうしようとか頭の中で色んなことが混ざってしまう。

でも、あの動画だけは早く消去してもらわないと!!


私は着替えを済ませ医務室のドアを開けて「ありがとうございました!」と言ってエレベーターまで走った。

早く来て欲しくて上を示すボタンを何回も押した。龍輝さんに見られる前に藤堂さんに言って消してもらおうと急ぐ。


「早くっ!!」

何度もボタンを連打していると愛おしい人の手が私の手に重なる。

「待て!どこ行くんだ?」

私が出ていってから慌てて追いかけてきてくれたみたい。この声やこの人の温もりに私は甘えたくなってしまう。

でも、これ以上迷惑をかけることは出来ないから早く藤堂さんのところに向かおう。
そして来たエレベーターに乗り込むと龍輝さんも乗り込んできた。




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