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あなたからは逃げられない
第18章 ふたりへの制裁は...



『ですから葉月様と龍輝さんがご結婚なさってお子様が生まれるのを待ってます。それは霧島も小鳥遊も楽しみにしているはずです。』


大河原さんが確かに小鳥遊と言った。

「小鳥遊ってパパ?」

『はい。私たちは三人友達ですから。』

なんていうところですか繋がっているんだろうと目がグルグル回ってくる。でも大河原さんは何故か楽しそう…


「もういいだろう。俺は買い物行ってくる。大河原はここで葉月と居てくれ。」

自らドアを開けて店内に入って行く龍輝さんを見届けて私と大河原さんはまた3人の話に戻っていた。それぞれ年は少しずつ違うけれど仲が良かったと教えてくれた。

15分程して龍輝さんが両手に大きな荷物を持ち車までやってきた。それに気付いて大河原さんがトランクを開けた。

マンションについてからはエレベーターまで運び後はひとっ飛びだ。

「こんなに買って…」

「今日使わなくてもお前が後で使えばいい。」

「そうだね。龍輝さんが買うものって高いから得した気分!普段私だとそんなの買えないよ。」

すると少し眉を下げた龍輝さん。落ち込んだように声を出した...

「生活費足りねぇの?」

とんでもない。余っていて困ってるくらい。




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