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あなたからは逃げられない
第20章 会社での変化

あれから数日、龍輝さんに言われて仕事を休まされた。本当は早く仕事に行って覚えたいこともたくさんあった。
けどまだ少し怖いと思う気持ちもあって家でゆっくり過ごしていると昼過ぎに龍輝さんからLINEが入ってきたから少し嬉しくなった。
【光星連れて帰る。飯作れる?】
橘さん?何かあったのかと思い分かった、作って待ってるね!と返信し冷蔵庫を見るとあまり食材が残っていなかった。
うーん、少しだけ買いに行こう。
私は近所のスーパーに出かけようと思い財布とスマホと鍵を持ちエントランスに行きコンシェルジュにタクシーを読んでもらおうと話しかけた。
「あのー…タクシーを読んで頂きたいんですけど...」
「小鳥遊様、タクシーですか?あちらに大河原さんがいらっしゃいますが…?」
外を見ると大河原さんが車の外に出て車の埃をはらっている。私はコンシェルジュにすみません。とお詫びを伝え大河原さんの方に向かった。
『葉月様、どうかいたしましたか?』
「スーパーに行こうと思って。」
『そうでしたか。では、参りましょう。』
「あれ?大河原さんはなんでここに居たの?」
普段なら龍輝さんの近くにいつもいるはず。なのにマンションに居るのはおかしい。

