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あなたからは逃げられない
第20章 会社での変化

『葉月ちゃん、今回のこと少し僕に任せてくれる?
多分これから葉月ちゃんにも取り調べとか協力してもらうことになってはなしをしてもらうようになるかもしれないんだけど…
これしないと法的処置は取れないんだよ。』
あのことを思い出すと少し身体が強ばるけど仕方ないことだと思い私は了承した。
『どうなるか分からないけど執行猶予が付く可能性もあるんだけど…
そうなったら裁判で慰謝料とかの請求はやっていこうと思っているんだけどどうなるか分からないからね。』
「分かりました。」
龍輝さんがずっと背中を摩ってくれていて少し楽になっていた私は橘さんの話を終えると龍輝さんの隣に座っていた。
『それにしても龍がこんなに優しくできる人だとは思わなかったよ。普通の人間みたいに優しい表情も出来るんだね。』
「お前は俺のことをなんだと思ってるんだ?」
『笑わないロボット。しかも超怖いやつ。』
龍輝さんはバカにしてんのか?と怒っていたけど私は優しい龍輝しかあまり知らない。
『僕なんてこんな優しいのに彼女居ないんだよ...』
悲しそうに笑いながら話す橘さんに彼女害ないのはすごく驚きだった。いい人なのになぁ...

