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あなたからは逃げられない
第20章 会社での変化



いただきます。と言った橘さんは取り皿に色んな料理を山のように乗せた。

『これ全部作ったの?すごく美味しいよ。』

「はい。料理好きなんです。」

『いいなぁ、龍は毎日こんな美味しいもの食べられて。』

「お口にあいましたか?よかったらたくさん召し上がってくださいね。」

『ありがとう。これ、おかわりもらえる?』

橘さんは私にビールが入っていたグラスを差し出した。さっき一気に飲んでたのでもう空になっていた。

「お前はほんとに遠慮しない奴だな。」

『当たり前でしょ?!葉月ちゃん、また食べに来ていい?』

「はい。いつでも。」


龍輝さんに嫌味を言われながらも美味しい美味しいと料理を食べてくれている橘さん。それを見ながら龍輝さんも食べながら飲んで。

みんなでたくさん食べることができましたたくさん作っていた料理もほとんど完食。

ダイニングからリビングに移動してからも龍輝さんと橘さんはワインを飲み続けている。
私は2人にコーヒー飲むかと聞いてみたところワインがあるから要らないと言われた…どんだけ飲むんだよ!と心の中でツッコミ私は一人でコーヒーを飲んでいた。


そして橘さんが話を始めた。



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