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あなたからは逃げられない
第21章 新人研修中の出来事

いくつになっても優兄ちゃんはチャラい。
車を運転していてもあ、あの子可愛いなんて言葉をもう何回も聞いた。
『それにしても葉月綺麗になったな。』
「そうかな?」
『うん。なったなった。俺と付き合う?』
「それはない!私彼氏いるし。」
『え?そうなのか?でもおじさん厳しいからあんまり変なやつだとのちのち困るだろ?俺は昔から知ってるし?』
昔から知ってるからダメなんじゃん。パパもママも昔の優兄ちゃんを知っている。よく違う女の子を連れていたとか話していたのを思い出すととことんチャラいんだなと改めて思う。
「彼氏はもうパパにもママにも紹介してるよ。だから優兄ちゃんはなし。このご飯だって幼馴染みとしてだからね?」
『…なんだよそれ。...まぁ、いいや。』
優兄ちゃんは少し言葉をつまらせながらもお店の近くまで車を走らせパーキングに停めるとお店まで私の荷物を持って歩いてくれた。
予約してくれていたのか待つことなく半個室になっている所へ案内され料理も優兄ちゃんが色々頼んでくれた。
食事の時は今までのことや昔よく遊んだことなど思い出話をし楽しく過ごすことが出来ていた。

