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あなたからは逃げられない
第22章 あなたと二人で...



「いや、俺こそ悪かった。今日のおっさん達はひどい。結婚するって言うと祝いだなんだって永遠やってるから。
連絡できずに悪かった。」


結婚。そう私たちは結婚するんだからクリスマスだけが特別じゃなくなる。
毎日が特別な日になるはずなんだから気にしない方がいいよね。



私は自分に言い聞かせ時間が時間だし、龍輝さんは食べてるだろうから明日にしようと提案し冷蔵庫で保存することにした。


「あ、これだけは今渡しとくね。いつもありがとう!メリークリスマス!!」


私の渡した紙袋を持ったままフリーズしている龍輝さん。


「ビックリした?」

「お前これどうしたの?」


渡したものは龍輝さんが少し前に買おうとしていた時計。


「だってここのローンは龍輝さんが払ってるし食費も光熱費も出させてもらってないから私のお給料で買ったの。」

「え、あ、うん。」



ビックリして言葉が出ない龍輝さんにキスをし使ってね。と言うと彼は紙袋を置き代わりに私を抱き寝室へと向かった。


「気に入ってくれた?」

「あれって俺が前に買おうとしてたやつ?」

「うん。」


龍輝さんは笑ってすげぇ嬉しいと言いながら私の服をスルスルと脱がせていく。


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