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あなたからは逃げられない
第4章 気持ちを込めたお料理

ダイニングの椅子に座りその上で膝を抱えて座っている私。
なんだか眠くなっちゃった…
大河原さんが戻るまでならいいよね。と自己満足をしそのまま寝ちゃっていた。
夢まで見ちゃった私はどんだけなんだろう。
しばらくしてインターホンのチャイムで私は椅子から落ちそうになって慌てて起きた!
そして大河原さんが玄関ドアを開けて入ってきた。
『ただ今戻りました葉月様。』
「…あ、おかえりなさい大河原さん。」
『社長から葉月様の要望を叶えろと言われております。何か欲しいもの、したいことあれば仰ってください。』
私はさっきメモした買い物リストと封筒に入ったお金を大河原さんに渡した。
『こちらを買ってこればよろしいのですね。それでこちらは?』
お金の入った封筒を少し上にあげて私に聞いてきたから、買い物のお金です。色々買うようになっちゃったからそこから出して。と伝えた。
すると大河原さんは封筒を私に返してくる。
『こちらは受け取れません。社長がこちらで買えと言っておりましたので。従わないと私が怒られます。』
そう言ってカードケースに入った1枚のカードを私に見せてきた。

