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あなたからは逃げられない
第5章 買い物デートへ



「龍輝さん...これっ…プッ…!!!」


ダメだ...!笑いが止まらないっ。
店員さんそりゃそうだよね。こんな甘ったるそうなものこの男の人が食べるなんて思わないよね。

笑いを堪えて2人のお皿を交換し温かいコーヒーを飲む。それからシフォンケーキを一口。

「美味しいっ。ふわっふわだ。」

「一口くれ。」


そう言って私のシフォンケーキを一口食べ少し嬉しそうにしている。そしてクリームたっぷりのパンケーキを食べている。


「美味しい?」

「美味いな。葉月も食ってみろ。」


龍輝さんはスプーンにパンケーキとフルーツとクリームを掬い私の口の前に持ってきた。
甘そうだなぁと思いながら嫌いではないからパクッと口にする。


フルーツはキウイフルーツだったみたいでクリームと相性がよくかなり美味しかった、


「うん!美味しい」

二人で食べ終わるとおなかがいっぱいだ。

お店を出る時龍輝さんは御手洗に行ったから会計を済ませておいた。昨日の買い物のお金も大河原さんに受け取ってもらえず結局龍輝さんのカードで買い物をしてきてもらったから。

そして入れ替わりで私も御手洗へ向かう。
でも戻ってくると龍輝さんが項垂れていた。



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