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あなたからは逃げられない
第6章 友人への紹介

「それどころか事故のことも言ってない。
だって言ったらありえないことしそうでしょ?私実家に連れ戻されるかもしれないし。
彼のクビも...って考えたら怖くなってきた。
とりあえずは親にバレないようにしなきゃっ。」
奈々はもう人の話を聴ける状態ではないから理央と話す。
あんだけ聞きたがってた奈々が聞いていない。というか聞けないくらいに動揺している。
『でもはーちゃんが幸せならいいんだ。
それと2人に報告があるんだけど...』
私の話から次は理央の話に変わった。
『あのね...私二年働いたら今の彼と結婚する。』
.........。!!!!
奈々はとうとうぶっ倒れてしまった。
「奈々!!大丈夫??」
『奈々ちゃん??』
私と理央が奈々に声をかけているとクラスの数少ない男の子でいつも大人しい斎藤拓也くんが奈々を抱き抱えて医務室まで連れていくと教室を出ていった。
『斎藤くん大丈夫かな。』
「何が?」
『私ね斎藤くんとバイト一緒なの。
彼、奈々ちゃんのことが好きなんだって。』
えーーー!!
今日は衝撃的なことが多すぎる…
ダメだ...考えたら疲れてくる。まだ授業も始まっていないのに。

