この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蝶々と甘い蜜。
第9章 限界
「結衣姉は一人っ子で、小さいけど社長をやっていたお父さんと専業主婦のお母さん、いつも家には綺麗なバラが咲いていて、理想の家族だった。サッカーボールでおってしまったりしても怒らない優しいおばさん、豪快に笑うおじさんが大好きで、よく結衣姉のところでご飯食べてたんだ。うちは親がよく喧嘩してたから…」


「そうなんだ……」


「だけどおじさんが事業に失敗して…おばさんも鬱になってしまって……結衣姉も高校を中退して働いてた。俺も手伝いたかったけど、親の離婚で離ればなれになったから何もできなかった…」


「福田さん……」


福田さんの悔しさが強く握ったこぶしから伝わってくる。
当時は福田さんもまだ子供で、してあげれることは何もなかったのだろう。


「……おじさんがギャンブルに手を出しちゃって…お金がどうしても追いつかなくて、身体を売って…そこで三島さんに出会ったらしい。」


私は、結衣さんの家庭に比べたら一般家庭だけど
いわゆる普通の家庭で、お金持ちでもなかったが貧乏でもなく
平凡な人生で。
三島に出会ってからは変わってしまったが
結衣さんに比べたら苦労はないと思う。
/213ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ