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蝶々と甘い蜜。
第9章 限界
真っ直ぐ見つめてくる福田の顔を何で見れないんだろう。
恥ずかしいからじゃない。
福田の真っ直ぐな気持ちは、私
「あっ……ごめんっ!」
「拭けばいいから大丈夫。」
台拭きやティッシュで福田がこぼしたお茶を拭いていると、福田と手がぶつかった。福田の手はゴツゴツと大きな手で、華奢な指をしていた三島とは正反対の、男の手だ。
「……遅くまでごめん!帰るわ。今日仕事だし。」
「でも、もう遅いし……」
「俺が知っていることや気持ちは全部話したし……それにこのまま宮園さんの家に泊まったら、何するか分からないから。宮園さんの気持ち聞くまで何もしたくないんだ。」
「福田さん……」
「眠れなかったら、電話で話すから。」
「うん……分かった。ありがとう、福田さん。」
恥ずかしいからじゃない。
福田の真っ直ぐな気持ちは、私
「あっ……ごめんっ!」
「拭けばいいから大丈夫。」
台拭きやティッシュで福田がこぼしたお茶を拭いていると、福田と手がぶつかった。福田の手はゴツゴツと大きな手で、華奢な指をしていた三島とは正反対の、男の手だ。
「……遅くまでごめん!帰るわ。今日仕事だし。」
「でも、もう遅いし……」
「俺が知っていることや気持ちは全部話したし……それにこのまま宮園さんの家に泊まったら、何するか分からないから。宮園さんの気持ち聞くまで何もしたくないんだ。」
「福田さん……」
「眠れなかったら、電話で話すから。」
「うん……分かった。ありがとう、福田さん。」