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蝶々と甘い蜜。
第1章 甘い蜜が欲しい蝶々
「もっとこっちに来てごらん、結衣。」
「……」
「今日は積極的だね、結衣。私を跨ぐなんて。」
部屋の中には白いベッドが一台。
時計も携帯もないから、何も音がしない。
だからこそベッドに乗ったらスプリングの軋む音がすごく響く。
きっと他の人の部屋なら聞こえないぐらいの小さな音だけど
その音でさえ、私は興奮する。
「イヤラシイ匂いがする。もう濡れているのか?」
そう、この部屋は音だけでなく
生活臭もない。
ゴミ箱さえないのだから……。
この部屋は私の五感を刺激する、そんな部屋。
「……」
「今日は積極的だね、結衣。私を跨ぐなんて。」
部屋の中には白いベッドが一台。
時計も携帯もないから、何も音がしない。
だからこそベッドに乗ったらスプリングの軋む音がすごく響く。
きっと他の人の部屋なら聞こえないぐらいの小さな音だけど
その音でさえ、私は興奮する。
「イヤラシイ匂いがする。もう濡れているのか?」
そう、この部屋は音だけでなく
生活臭もない。
ゴミ箱さえないのだから……。
この部屋は私の五感を刺激する、そんな部屋。