この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
蝶々と甘い蜜。
第2章 契約
「まだ恭弥さんと続いているの!?」
友達が呆れるのも仕方がない。
20歳からでもう10年。
私の周りはもう結婚したり子供がいたり
早い人はすでに離婚を経験したりしている。
一緒にお茶を飲んでいる友達の智美だけが唯一の独身仲間。
「本当は結婚したいんじゃないの…?」
「……またその質問。」
「だって、あの人……既婚じゃない。」
「……うん。」
「それでいいの…?あんたがあの人と出会うきっかけを作ったのは私だけどさ…だけど、あの人ッ……」
「智美、ありがとう。だけど私今幸せなの。」
「幸せって……」
このやりとりも10年続いている。
普通不倫をしている友達なんて捨てるだろう。
だけど、捨てずにずっと、私のことを思って言い続けてくれている。
別れろって……。
友達が呆れるのも仕方がない。
20歳からでもう10年。
私の周りはもう結婚したり子供がいたり
早い人はすでに離婚を経験したりしている。
一緒にお茶を飲んでいる友達の智美だけが唯一の独身仲間。
「本当は結婚したいんじゃないの…?」
「……またその質問。」
「だって、あの人……既婚じゃない。」
「……うん。」
「それでいいの…?あんたがあの人と出会うきっかけを作ったのは私だけどさ…だけど、あの人ッ……」
「智美、ありがとう。だけど私今幸せなの。」
「幸せって……」
このやりとりも10年続いている。
普通不倫をしている友達なんて捨てるだろう。
だけど、捨てずにずっと、私のことを思って言い続けてくれている。
別れろって……。