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ソレは、そっと降り積もる・・・。
第14章  障害物狂想曲━ クレッシェンド ━
  


「か、髪にっ。私の髪に出して下さいっ!」


「ハハッ。じゃあ、お望み通りに髪に出してやるからこっち向けっ!!」


「あ゙っ!!」


 ナイフの先を向けられたままに髪を鷲掴みにされ上を向かされた。顔が牡にグッと近付く。
 男の絶頂寸前の切羽詰まった顔が視界に入り慌てて目をギュッと閉じた。


「目を閉じるなっ!!」


「ッ゛!!?」


 怒鳴られて目を開けざるおえなかった。男のニヤけた顔が視界に入った。


「くっ!!」


 ビュクッ 男の牡がビクンと跳ねて蜜が吐き出された。


「やっ・・・・・・」


「っ、はあぁ・・・気持ちよかったぜ。これに懲りたら他人《ヒト》のモノに手を出すなよ。次は、抱くぞ。」


「っ・・・・・・」


 全身が拒絶反応でガクガクと震えるいいや、痙攣していた。手の中から牡がなくなったことも判らない。


  
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