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ソレは、そっと降り積もる・・・。
第16章  障害物狂想曲━ アフェッツオーソ ━
  


 吸い付きと絡み付きを繰り返す蜜壺が快楽に誘ってくる。


「っ、はあ・・・珱月っ!」


 快楽を拾って震えて顔を歪めている彼女の名を呼んで唇を重ねる。


「んっ、・・・ンン!!」


 唇を放して律動を速める。


「んっ、はあ・・・・・・ッ、出すぞっ!!」


「あっ、ぁああ゙ッ!!」


「っ、くっ!!」


 彼女のナカに蜜を吐き出した。


「・・・珱月っ。」


 余韻に浸りながら名前を呼ぶが反応は、ない。


「珱月・・・・・・?」


 顔を見ると気を失っている。


「すまない・・・おやすみ。」


 眠りに落ちた彼女を抱き締めて一緒に眠りに落ちた。


 》 》 *


 〝狙われる〟のは、判っていた。しかしここまで宣戦布告をされるとは・・・舐められたものだ。
 しかも名前も告げられている。〝正面〟から来ているのだ。


  
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