この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ソレは、そっと降り積もる・・・。
第24章  チューベローズ
  


「誰だっ!!」


 カランカランと乾いた音を立ててペンが床に転がった。どうやら書類を眺めているうちにうたた寝をしてしまったようだ。


「夢、か・・・・・・」


『王さま。』


「レオノール・・・?どうした、執務室にくるなんて・・・珍しい。」


 呼ばれたのが夢かと思ったが王妃が扉の近くに立っていた。


「そんな所に立っていないでこっちへ来い。」


 立ち尽くしている妻を手元に呼んだ。


『王さま・・・・・・』


「なんだ、改まって。執務室だから名で呼んでくれないのか?」


『王さま。私の、王さま・・・・・・お望みのモノを差し上げましょう。』


「〝望みのモノ〟って、なんだソレ。俺の望むのは、国の平安と民の健やかな日々とお前との穏やかな日々だ。他に〝なにを〟欲すればいいんだ?」


  
/390ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ