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ソレは、そっと降り積もる・・・。
第29章 愛を注ぐ
「え!?」
「〝どこがですか?〟って顔だな。
珱月だっていつも無自覚で無防備で俺は、振り回されっぱなしなんだがな。」
「そんなっ、私・・・」
「本当に気が付いていないのか?だったら、タチが悪いぞ。」
絶景を晒してくれている胸元を指で突く。
「ひゃあっ?!!」
「男の目の前で無防備に胸元を晒すのは、良くない。〝誘っている〟のかと・・・思われても文句は、言えないぞ。」
「ッ゛?!!」
耳元で甘く囁くと身体をビクッと跳ねさせて瞼をギュッと閉じてしまった。
「こんなに近くでそんな格好で居たら〝襲われても〟仕方ないのだと自覚して欲しいものだ。」
「っ、ぅう・・・
(恥ずかしいぃ・・・・・・っっ)」
「そんなにそそるように頬を赤らめて固まっていると本当に食べてしまうぞ?」